MAKIKI CHRISTIAN CHURCH
          ハワイ・マキキ聖城基督教会


柿内ルツ
(イスラエル政府観光省公認ガイド)
 
東京聖書学院卒業、エルサレムのホーリーランド大学神学修士終了、現在イスラエル在住13年のイスラエル政府観光省公認ガイド。 イスラエルにおいて、日本語で聖書地理・考古学・自然界など、聖書の世界を学べる学校を造るのが夢!

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8月18日

世界中がオリンピックで盛り上がっている中(盛り上がっているのは日本だけではないでしょう)、イスラエルは常にロシアーグルジア紛争問題とイランに注視している。

別にイスラエルからのオリンピック選手が注目されないわけではなく、それ以上にやはりイスラエルは「政情、戦争」に注意が向く国と言うだけの話。
イスラエルは今は表面上は平静だが、近いうちにイランかヒズボラカか何らかの敵国と戦争が起こるだろうと誰もが予想している。
水面下では、戦争勃発にならないよう和平交渉に向けた協議が常になされ、政治的駆け引きが続いている。この張り詰めた糸が切れた時に、戦争が始まる。

日本ではイスラエル選手なんて当然(?)ニュースにはならないのだが、実は結構有力な選手がいた。

中でも、メダルを期待された柔道100キロクラスのゼエブ選手(前大会銅メダリスト)が、メダルへ届かなかったのは残念だった。
女子テニスのシャハル、決勝まで行った体操男子のシャティロフなど帰還ユダヤ人。
セイリングのRS:X級男子は今も競技中。10日から始まっているが、これまで一位、三位を取っている。全大会でメダルを取っているので、期待されている。

決勝まで進む選手もいて、メダルへは届かなくても、東京の半分の人口のイスラエルからこれだけの選手がオリンピックに出れたのはすごい。
金まで届かないのは、残念だが仕方ない。日本のような設備投資も無く、国のバックアップも大して無く、自力でやってここまで来たのだから「コーラ・カボード」(よくやった!)と賞賛に値する。
イスラエル国内では「これらの選手の多くが、他国からの移民です」と移民局の応援コマーシャルが流れている。

ところで、パレスチナからの参加があったのは嬉しい限りだった。
イスラエル国内のTV中継で見た、開会式の入場場面でしか見かけなかったが、彼らはどうなったのだろう?50メートルスイミングプールも持っていない中での練習。それぞれに必要な道具が無くてはスポーツは出来ない。だからあまり道具の要らない、柔道やサッカー、マラソンが貧しい国ではやるわけだ。

パレスチナの子供たちの夏休みは「ハマス・キャンプ」と言うのがあって、毎年小学生向けのテロリスト養成訓練・夏季学校が行われている。地を這い、火の輪を飛び越え、タックルするのだが、それが、陸上ハードル、柔道もしくはレスリングと言ったスポーツへ変わる日がきて欲しいものだ。

例年のごとく今年の北京もイスラエルからテロ対策のノウハウを学んだらしい。イスラエルとしてもミュンヘンオリンピックの二の舞は絶対にあって欲しくないから。

ペレス大統領が開会式へ出席した。安息日なのでと辞退したら、会場の隣のホテルを中国政府がわざわざ準備したらしい。徒歩で出席できた。中国国内でもニュースになった。
中国では、イスラエルとの友好交流は、日本との交流より注目されているようだ。
オルマート首相(戦時中家族が中国にいた)との関連もあるし。

ところで大気汚染はどうなったのだろう?北京の空は綺麗なのだろうか?


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7月中旬

今日の月は、妙に赤っくて満月だった。
砂漠を旅する人々は、こんな月を見れば、不吉に感じるに違いない。
目の錯覚らしいが、民家のすぐ上に出た月は異様に大きかった。
後数時間もすれば、夜空へ上り、小さくなるのだろう。

あと一ヶ月ほどで日本へ一時帰国する。
毎年のことだが、自分がいない間の車や家の事を整理しなくてはならない。

誰か、ニケ月ほど住んでくれる人はいないだろうか?
日本から、夏休みの旅行か何かでエルサレムに来る人はいないだろうか?
住んでいない間のこの家賃の出費は大きい。


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追伸       (7月5日)

スイカがおいしい季節になった。
巨大なスイカを好きなだけ食べる毎日.........。イスラエルのスイカは甘い。
日本のスイカもこんなに甘かっただろうか?味を忘れたのだろうか?

独りで丸ごと買うのは大きすぎるので、いつも半分を買う。
ある日(って今日だけど)、領収書を確認してみた。
3.7キロのスイカ、7.3シケル 250円。し、信じられないほど安い!!!!
これはスーパーで買ったから、たぶん野菜市場ではもっと安いかも。

物心ついた時からスイカ好きだった。
小学生時代の、お友達ノートにも、好きな果物には必ずスイカを書いていた。

真っ赤な、山となっているスイカを食べながら、きっと神様は私の好きなものを知っていて、スイカのおいしい国に送り込んだのだろう、といつも思う


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7月初頭

一通りのツアーが終わった。
夏は、自分の用事をして、秋には休暇に入る。
ツアー(仕事)はあるけど、自分のこともしないと、私はこの地で生活しているのだから。

昨日、友人の息子のオフィサー・コース終了式があった。イスラエルでは、男女全員徴兵制。18歳になるとすべての国民は軍に奉仕する。アラブ人は強制ではないが、志願して徴兵に加わることができる。今回も、ベドウィン出身やドルーズ出身の青年たちがいた。彼らは特殊な能力を持っているので貴重な奉仕をする。

そう言えば前日の晩に遊びに行った家族の娘は軍へは行かず、代わりのボランティアをしたと言っていた。ボランティアも徴兵と同様に扱われる。

いずれも、遊びたい盛りに、規律厳しい、生活リズムの厳しい軍生活は大変だろう。兵役の代わりのボランティアもかなりきついと言っていた。

日本の18-19歳の若者はこの頃どうしているのだろう。
受験勉強か、大学生活か...........。


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6月下旬

友人の結婚式があった。エルサレムの森の野外で可愛らしい結婚式だった。
ツアーの合間だが、自分個人の生活も忘れてはいけない。
冠婚葬祭、誕生日会、体がきつくてもなるべく出る。

ユダヤ人は、タリットの下で結婚する。
タリットは便利。
祈りのときに、羽織る祈祷用のショールだが、すべての宗教儀式で出てくる。
このタリットの内にあるものへ、神の特別な祝福と聖別がある。

割礼の時にも、タリットにくるむ。
男子13歳の成人式には、自分用のタリットをはじめて受け取る。

伝統的な結婚式ではタリットをフパに使い、四隅を友人や兄弟が持ち上げ、その下で誓いを立てる。
今回の結婚式では白い布のフパが作られていた。

イスラエルの国旗も、実はタリットにダビデの星を書いたものが、デザインの元。

聖書の使徒行伝に、
皮なめしシモンの家の屋上で、ペテロは「四隅をつるされた白い布が天から下りてきた」のを見た。
すぐ後の記事では、「私が聖めたものを聖くないなどと言ってはならない」と続く。
文章だけでは、これが何のことなのか、分からないだろう。
ユダヤ人から見ると、これはタリットだっただろうと言われている。
そうすると、意味が通じる。
タリットに入っている物は神が聖別されたものだから。

結婚式に出ると、フパを見ながら、いつもこの記事を思い出す。

今回の新郎新婦は、ユダヤ人だけど、イエスを信じている若者たち。
一般のユダヤ人の結婚式とは、やはり若干違う所があった。


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★★★★ 2008年06月23日更新分 ★★★★
6月中旬

熱い。
暑いのではなくて、熱い。
ティベリアでは37度。路上では41度ほどになるかもしれない。きっと目玉焼きが出来るだろう。
空気が熱く、息を吸うと熱く感じる。
湿度が高く不快感はより高い。
テルアビブやカイザリアも海風があっても、やはり暑いし、湿気がある。

それでも、エルサレムは木陰で20度と快適。乾燥しているので非常に過ごしやすい。
夕方には、心地よい風まで吹いてくる。
ここに住んだら、他へいけなくなる。
アパート代は高いけど.....。

ここ数年の、ドル暴落で、シケルが高くなり、家賃も値上げした。
寝室とキッチン付サロンの二部屋だけのアパートでも、今年は13万円は行きそうだ。
去年の二倍以上。
これは異常としか言いようの無い、物価高。

買ったほうがよっぽどマシと友人たちは言うけれど、なかなか手の届くもので良いのが無い。
あと5百万円ほどあればいいけれど。ローンは好きじゃないし....。

アメリカユダヤ人や、フランスユダヤ人が、高い値段でマンションを買うせい。
買っておいて、本人は2-3年すると他の町へ行ってしまう。
最近、不動産屋も米国系やフランス系ユダヤ人が多くなった。

サブラ(イスラエル生まれの純粋なイスラエル人)の貧しい人々や若者、学生たちは、この町には住めず、他の地区へ引っ越さざるを得ない。 
これも、ナタニヤフ政策の一つ。

よくないなぁ。


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6月上旬

89歳の引退牧師が、一般ツアーに入って来た。車椅子だった。生涯の思い出になると喜んでおられた。

出来れば、伝道者生涯の最初に、この聖書の世界を見て欲しい。途中でも良いけど。最後に.....ではなく。

同じグループに、他に3名ほど牧師・伝道師がいた。一般のお客さんと混じって。突っ込んだ話や、神学的な話は出来ない。

少しでもプラスになっただろうか。

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★★★★ 2008年06月09日更新分 ★★★★
6月8日夜

今日はシャブオット。
各種のチーズとワインで乾杯。
おいしいバゲットで、もうおなかいっぱい。
にもかかわらず、山盛りサラダとシュリンプ・パスタ、茄子のラザニアにポテトのローズマリー焼きが出た。

この家庭は宗教家ではないのでシュリンプ(えび)も平気。
だけど、お祭りの食事は伝統として守る。

この辺りの料理加減(どの程度食事規定に合わせるか)は、イスラエル人だからできること。ディアスポラのユダヤ人には分からない。
ましてや、異邦人には別世界の話。幾ら真似してもその真の部分は分からない。

しかも彼ら自身、各家庭の伝統で違うので、一概に「ユダヤ人はこう」とは言えない。

彼らは東欧(チェコやスロバキア、ハンガリー、果てはポーランド)からの帰還者で甘いもの大好き。
食後のデザートまでしっかり食べないと落ち着かない。

適当な時間になったら、歳頃の息子娘たちは次々と夜の街へくりだしていった。
明日は休日だから、友人たちとパブにでも行くのだろう。いつもの安息日と同じ。

おしゃべりに花が咲いて、時計を見たら、もう11時。
楽しく過ごせて、生き返った思い。
さてそろそろ、帰ろう。

帰りの運転は怖かった。そこら中から宗教家が散歩に出てきていたから。
しかも彼らの服装は黒い。

電灯の無い道の真ん中でも平気で散歩している。超危険危険。
お願いだから、光る上着か、反射板の付いた帽子をかぶっていて欲しい。

おそらく彼らはこれからシナゴグへ行くのか?
今晩はシナゴグは一日中人の出入りがある。
有名なラビや楽しいラビのところには人々が集まり。この夜は一晩中、彼らと質疑応答できる。

今晩は、トーラー(律法)を学ぶ夜だから。


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★★★★★ 2008年6月8日更新分 ★★★★★
5月末

日差しが痛くなってきた。夏がやってきた。

二つ続けてカトリックのグループだった。
同じカトリックとはいっても、ツアー全体の雰囲気は神父の考えによって違ってくる。

この二つはそれぞれタイプが違っていた。

最初のグループは、カトリック巡礼の募集物で、日本中からお客さんが集まっていた。
神父は毎日ロザリオの祈り(きっちりやると一時間ぐらいかかる)を唱えたいと言い、マリア様がちしょっちゅう出てくるグループだった。毎日のミサもたっぷり1時間していた。
まあ、これは典型的なカトリック巡礼と言って良いだろう。

後のグループは、三名の神父とその信者さんたちで、何とそれぞれ隠れキリシタンの末裔だった。前年度までは同じ教会教区だったのが、この4月に移動があったらしい。このツアーは信徒さんにとっても、お世話になった神父との最後の記念ツアーになったようだ。
三名の神父は垢抜けていて、とても仲がよく、ホテルへチェックインするなりプールへ直行というように、思いっきり楽しんでいて良かった。
毎日のミサも30分で終わるのには驚いた。

神父たちは皆、祭壇から降りると、シャツにジーンズの私服で、一見普通のツアー客の一員に見える。でもなんとなく風格に「司祭」的なものが漂う。
それは、偉そうとかそういうものではなく、物腰が穏やかで清楚さが漂うようなもの。

友人のイスラエル・ガイドたちと、オフのときにホテル、レストランや土産店などへ入ると「君たちはツアーガイドだろう」と声をかけられる。何気に態度が図々しいか偉そうなのか(?)
これは良くないと反省させられる。

そう言えば、一時期神学校時代に、「牧師らしくない牧師」を目指す神学生が結構いた。
良い意味で「牧師らしくな」く、親しみがあるのは良いが、
悪い意味で「あれが牧師?」などと言われるのは反省せねば。

彼らは、良い方の牧師になった。
今では世界中で立派な牧師として活躍している。

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6月初頭

今度の月曜日は「シャブオット」。日曜の日没から始まる。
日本語で「五旬節祭」
ギリシャ語が有名で「ペンテコステ」という。

もとは、初穂の収穫感謝祭だったが、宗教的意義が付加された。

過越し祭から数えて丁度50日目。

ユダヤ伝承で、出エジプトした民は他民族も吸収しながらシナイ半島へ入り、丁度この日にモーゼがシナイ山頂でトーラー(律法の書)を受け取ったという。

この律法に従う共同体が、イスラエル民族(後にユダヤ人とも言う)となった。
キリスト教では、この日に弟子たちに聖霊が降り、教会という共同体が始まったとする。

なぜか、この日は「ハラビ(乳製品)」でお祭りをする。
肉は食べず、チーズやヨーグルト製品で工夫して晩餐を作る。

宗教家は、一晩中シナゴグ(ユダヤ礼拝堂)でトーラー勉強会をする。
シャブオットの礼拝では、ルツ記が朗読される。
ルツがボアズと出会って、結ばれたのが丁度「刈入れ時期」だったことにちなんでいる。

イエス様はこの日、38年寝たきりだった人を癒された。
神殿からすぐ出たところにある、ベイト・ヘスダという池だった。

英訳は「House of Mercy」
日本語訳では「哀れみの家」という池だった。



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今回のツアー客には色んな人がいた。それは勿論一般のツアーでは、色んな人が来るのだが、宗教的な意味を含んで、色んな人が来た。

無宗教、仏教徒、カトリックの熱心な信者、エホバの証人。

最近疲れるので、このようなばらばらの人たちの一般ツアーをまとめようなんて気にはなれない。添乗員に任せる。
ガイドだけ普通にやって、無事に終わればそれでよくなってしまう。

でも、ゲッセマネの園へ行ったときには(いつもここではグループのために祈る)、やっぱり彼らのために祈りなさいと、感じた。仕方なく教会へ入って祈った。短く。

キリスト教と似ているが、実は全く別の宗教が幾つかある。

1)統一原理
有名なのは、文鮮明が率いる、統一原理。エルサレム近郊のマアレーアドミムに、彼らの出している新聞の特派員が、長年住んでいた。今どこに行ったのか分からないけど。そして、イスラエル伝道には、世界平和婦人連合とか名前を変えていたりする。


2)エホバの証人
ベツレヘムの東のベイトサフル村は、エホバの証人化しているといわれる。


3)モルモン教
モルモン教は、ヘブル大学が建つスコーパス山(展望山)の南の斜面に、非常に大きな神学校を持っている。


いずれも、イエスの十字架による贖いを否定している。

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オリーブ山を歩いて下った。
途中にある主の涙の教会へ寄った。
一人の、ノンクリスチャンの男性が、質問してきた。
「神は何でもできるんでしょ。神がすべてのものを作ったんでしょ。
神はなぜ悪魔を作ったのか。なぜ罪を作ったのか。人間が悪いことをしなくて済むように作ることは出来なかったのか」。
ノン・クリスチャンが、教会の牧師へ反発するためにする典型的な質問がきた。

「なぜ、罪を作ったんでしょうね。分かりませんね。罪なんか無かったら良かったのにと思いますよ。悪魔なんかいないほうが良かったでしょうね」。
分かっている。彼の本当の目的は、質問の答えではない。

悪魔はもとは天使ルシファーだったといわれる。
彼は高慢になり、天国から追放され悪魔になってしまった。これは伝承。
悪魔に関しては本当に良く分からない。

ただ、分かるのは、人間にだけ、善悪を自分で知り、行く道を自分で選ぶことが許されている。人間だけが、本能で生きる動物ではなく、理性を持ち、良心を持ち、自分で悪か善かを選んで進むことが出来るように、自由意志を与えられた。
神は、人間が自らの意思で、神に従う道を選ぶことを望んだ。
人間は、神のロボットではない。
なぜそのように人間を作ったか。
人間を、人類を愛しているから。

アダムとエバの話があるが、エデンの園に「善悪を知る木」を植えたのは神。そんな木、植えていなければこの世に罪が入らなかったのに、と思っていた。子供の頃。
木があるかないかの問題ではない。
神の言葉に、従うか、試すか(疑うか)の問題だった。

まあいい。そこまで説明する必要はない。
ちょっと説明しても、本人はたいして聞いていないから。


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聖墳墓教会では、「ここへ来ている人々は、この日本人グループを除いて、全員クリスチャンです。世界3分の一の人々が、イエスの救いを信じています」。と言ったら、皆驚いていた。
「そうか、イスラエル旅行は巡礼なんだ」とか。
今更のように、感心している人がいる。

逆に、イスラエル人の友人やドライバーたちに日本人ツアー客は、クリスチャンでないことを話すと、
「なぜ、クリスチャンでない人々が、イスラエルに来るのか。何を見たくて来るのか」
とよく質問される。
私にとっても疑問である。

日本人にとってイスラエル旅行は、ただの観光でしかない。
その観光で、イエスの足跡を辿るのは、考えてみれば不思議なことだ。

「イエス自身が、避雷針のように、すべての人の罪を、現在過去未来の罪を負って十字架に架りました。それによって、すべての罪は贖われました。
そして葬られ、三日目に復活しました。これを信じているのがキリスト教です。信じるものはすべて永遠の命を得、天国へ行きます。色々な派がありますが、この中心点だけは、同じです」。
そしていつものように「ここから逸れている教えは、異端と呼ばれます」と付け加えた。

その瞬間、ふっと思い出した。忘れていたが、そういえばここにエホバの証人の人がいたんだ。
気を悪くしたか、心開くか。聖霊によるしかない。


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帰りの空港でのこと。
あの質問してきた男性が突然倒れた。脱水のようだ。
ちょっと休ませ、水を飲ませ、何とかセキュリティをくぐらせ、なんとか送り出した。
「ありがとうございました。楽になりました。大丈夫です」とは言っていたが......。

エホバの証人の女性が、じっと見つめながら、私の手を握ったまま離さなかった。涙ぐんでいるのは分かった。でも、どういう意味なのだろう。
真実を知った喜びなのか、私が可哀想で涙ぐんでいるのか?????
分からない。聞かなかった。天に任せる。
鼻頭を赤くしながら「本当に、ありがとうございました」と言っていた。
正しいキリスト教会の戸をたたくことを祈る。

ほんの一週間の出来事。
彼らの生涯の、数万日の中のほんの一週間の出来事。   バックナンバーへ=>GO



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